シアターオーナー2024年の想い:今後の展開
こんにちはシアターオーナー・映画監督の速水です。
おかげさまで、昨年2023年はようやくシアターのご利用者様も徐々に増えてきて、運営も安定してきました。(まだまだコロナなど油断できませんが)
心より感謝いたします。
そして何よりシアターを支えてくれているシアタースタッフのみんなの支えによってこのマイクロシアターが綺麗に管理され守られ、日々安全に運営されています。
本当にスタッフの皆様にも感謝です。
今後のシアターの夢というか色々やっていきたいことや思いというのがあってそれを実現に向けて一つ一つ着実に積み上げていきたいと思っています。
そんなことを共有しようと思って日誌を書いているのですが、その前にと言いますか、去年、とにかく突っ走り、忙しすぎて(自分のスケジュール管理能力不足と、年齢的なこともあって)自分が思ったほど動けないんだなぁと改めて感じました。
中耳炎になって病院で鼓膜に穴をあけたりと、大騒ぎの一年でもありました。コロナ禍での不安から少し回復し安心したからどっと来たのかもしれません・・・
一方で僕が4年間続けてきたジャパンワールド映画祭という国際短編映画祭があるのですが、アットシアターで生まれ飛び立ったこの映画祭は今では茨城、長野、東京都の3都県で開催されておりまして昨年の茨城では数百人ものお客様が山間部までご来場くださいました。
2年前から里山で映画作りワークショップというものを開催し、映画を見て楽しむだけでなく、一般市民が実際に作ってみて作る喜びも味わう!ということにチャレンジしたのですが、市民と作った映画『ブルーベリージャムを作って』がなんとアカデミー賞公認とBAFTA公認(イギリス最大規模)の国際映画祭 バーバンク映画祭に入選したり、日本で最大級の短編映画祭でこちらも同じくアカデミー賞公認のジョージルーカスも推薦する映画祭ショートショート映画祭に入選。別所哲也さんがプロデュースされている映画祭です。
といった具合にアーティストと市民をくっつけてアートの敷居を下げ、素晴らしさを世界に発信する!というアットシアターの理念を映画祭でも貫いてきまして、それが良い結果となり参加した俳優さんも制作に関わった市民もみんなが友情、絆を深め、とにかく言葉では表現できないほどの感動がりました!
という具合にシアターの運営以外に映画祭・芸術祭も主催しているのですが、今後茨城や長野での盛り上がりを東京にフィードバックして東京の映画祭・芸術祭もよりお客様とアーティストが繋がりやすい環境にしていけたら、そんなふうに思っている次第です。
今のシアターとはまた別の物件も探したりしているのですが、2箇所目がもしできるなら、茨城、長野の無農薬のフルーツや米、野菜を提供できるようなカフェとか子ども食堂的なものを展開しつつ、そこに芸術家のステージ(シアター)を用意できないかなぁと思ったりしています。
多くの都心部の芸術家の方々には『なんで農業なの?』と唐突に思われる方もいるかもしれませんが、実は農業って英語ではアグリカルチャーっていうんですね。
アグリ農、とカルチャー、つまり文化なんです。日本の土地ってすごく豊でダイバーシティー(多様性)があるんです。
僕自身実は映画を作ったりCMを制作したり、シアターを運営しながら、使われなくなった農地を再活用してお米とブルーベリーを育てているんです。
芸術、映画や舞台や音楽の創作って、自然界にあるミラクルのようなお米やブルーベリーと同じなんですね。よ〜く注意深く観察すると真理が一緒なんです。
だからその両方を大切にしたいなぁと思っているんです。
うまくまとめられませんでしたが、もし茨城でアーティストインレジデンスやりたい人いたら遠慮なくご相談ください〜。
今後ともアットシアターと素敵なシアターのスタッフ仲間をよろしくお願い致します。
ご利用者様とご来場者様に心よりの感謝を込めて
速水