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シアター掲示板

新宿の小劇場 アットシアターの魅力

アットシアターが提供する空間

アットシアターには映画館のようなフカフカな座りやすい椅子が常設されています。観客にとって劇場へ足を運び、作品を見るという一連の流れがエンターテイメントです。シアターで作品を楽しむ観客がシアター空間そのものを楽しむことがとても大切だと感じています。パリの小劇場やオフオフブロードウェイを彷彿される空間を是非堪能してください。

 

 

 

 

 

 


常設の椅子がたった17席(+桟敷7席)と思われるかもしれません。日本にはなかなか存在しない超マイクロシアターです。小劇場の中の小劇場でありながら座席や常設機材(音響・照明)などにはこだわっています。そこもユニークなところかもしれません。実はこのキャパシティを逆手にとって考えると集客の負荷の軽減や収支の出しやすさという多くのメリットも利用団体様にございます。これもまた小規模ならではの魅力といえます。

どんな団体様が利用しているのか?

アットシアターの利用団体様は必ずしも小規模や駆け出しの団体様に限らず、ベテランor中規模な団体様が、観客ともっと近い距離で演劇やイベントをやりたい場合や、ファンの多いタレントさんのプライベートイベントとしての活用など、利用される表現者の幅はかなり広いのです。私たちは劇場の広さだけでなく設備や、その空間が観客に与える世界観、そういったものが総合的に合わさって初めて観客の皆様に素晴らしいエンターテイメントをご提供できるというふうに感じています。アットシアターは黒塗りのブラックボックスなので暗転も可能です。小さな楽屋(舞台袖)を設置したことで、演劇やお笑い、コント、ライブ、ミニコンサート、上映会など利用は様々です。小さな照明卓と音響卓もあり、常設のプロジェクターもございます。このブラックボックスを照明や音響を駆使して無限の空間を演出できることがこのシアターの最大の魅力かもしれません。アットシアターの空間はHPの画像や、ご来場の際には「この狭い空間で?」という印象を持つ方も多くおりますが舞台照明が灯された瞬間にこのブラックボックスが「無限大の空間になる!」と実感をしていただけると思います。

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シアターのご紹介

音響と照明を使った演劇。ブラックボックスで無限空間を創り上げた。

楽屋スペース。

映像と音響、ライブなど取り入れた公演。

 


小さすぎるマイクロ・シアターを立ち上げた

立ち上げの際、TOKYO CINEMA UNIONに参加するアーティストからは「小さすぎるのではないか?」という声を沢山いただきました。
それでも立ち上げに至った背景にはいくつかのエピソードがあります。
まず「渋谷ジァン・ジァン」の立ち上げにまつわる書籍を読んだことです。オーナーの高嶋進氏の斬新なシアター運営のアプローチやイベントを少しずつ育てていく様子は心打たれるものがありました。200席あまりのあのスペースからユーミン、中島みゆき、吉田拓郎、井上陽水といった多くのアーティストが羽ばたいていきました。
そして以前、美空ひばりさんの書籍を読んだ時、いかに美空ひばりさんが路上で歌うことから投げ銭をいただき、表現という活動、実態そのものからお客様より対価をいただくことがとても大切な経験であったかを読んだ記憶があります。シアターを主宰するする私、速水雄輔は映像作家であり、モノづくりを生み出す生の現場と観客をつなげるこのリアリティある、生活感ある実感こそが今成熟しきった芸能業界に不足していると実体験より強く感じたのです。タレントは仕事があることが当たり前、お給料が約束されていることが当たり前の時代になりました。それはいいことです。しかし同時に、自分が動いた分、初めて人の心が動き対価をいただくという大切な実感を失ったように思います。対価がある、だから動く。こんな時代になった気がします。そしてその目には見えない歪みが自信喪失に繋がり、表現者が強く前へ踏み出していく力を奪い取っているのではないか・・・と思うようになりました。そうして、この手作りでしか前に進めないほどの小さなシアターを使って、私を含めたアーティストが謙虚な気持ちで、ゼロベースでものを作ること、そしてそれが本来の喜びであり使命であり、そこで初めて観客の心が動くのである、ということを思い出せたらなんて素敵なんだろう・・・そう思いこの小さな場所でシアターをオープンすることを決意したのです。

 

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